日向夏咲 / 車輪の国、向日葵の少女
美少女ゲーム「車輪の国、向日葵の少女」のヒロイン、
日向 夏咲(ひなた なつみ)は主人公の幼なじみであり、心を閉ざしてしまった少女。
彼女が幼い頃から付けているリボンには、大切な意味があるのです。
(Writer:sandman)
心を閉ざした幼なじみの笑顔を取り戻す
彼女はこの作品内の意味で罪人という立場であり、過去にあったことによって心を閉ざしてしまっている状態から始まります。
主人公とは過去に幼なじみであったという関係ですが、再会した当初は酷く怯えてしまっていました。
ゲームの4章を境に彼女の心情が大きく変化するのですが、全編を通して見ても根が優しいという部分は一貫されていたように思います。
また、幼い頃からつけていた黄色のリボンをずっと大切にしており、その姿は彼女の大きな象徴であると言えます。
4章後半以降の彼女は主人公と打ち解けたため、それまでとのギャップもあって笑顔が非常に素敵な女の子となります。
そのラストシーンではつらい場面に立ち会いながらも主人公のことを心から信じ、向日葵のような満面の笑顔を浮かべていた彼女の姿がとても美しく、感動させられました。
回想シーンにあった幼少期の彼女もまたよく笑う子であり、その姿が大きくなっても残っていたというのはとても微笑ましいもので、それが彼女の本質なのだと理解できました。
彼女が笑顔を取り戻した後のセリフである、
「変わろうという意志があれば、自分の弱点も克服することもできるってことに気が付いたんだよ。だから、今の私があるんだ。」
には、彼女に強い信念があるのだと思わせてくれます。
5章のつらい展開の中においても彼女は態度を一貫しており、その心強さは主人公にもプレイヤーにも元気をくれるものでした。
それらの後に、最後の困難を乗り越えた彼女は本当に幸せそうであり、彼女の人生が報われて良かったと心から思っています。
ゲームの立ち絵の問題で若干評価が良くないこともあるようですが、彼女はそれを補うだけのキャラクターの濃さをしていると言えます。
彼女の笑顔と意志の強さは時間がたっても忘れられないほどであり、言葉では言い表せないような素晴らしい何かを与えてくれる子です。
車輪の国、向日葵の少女(あかべぇそふとつぅ)
対応OS:Windows Windows:XP/Vista(XP/Vistaの64bit版は動作保証外です)
原画:有葉
シナリオ:るーすぼーい
ブランド:あかべぇそふとつぅ
ジャンル:幼なじみ 巨乳 ツンデレ 恋愛 学園もの